河川水位をトリガーに迅速に支払い。損害査定は不要。
洪水は、従来型保険の損害査定が完了するよりも前に、事業運営・サプライチェーン・資金繰りに大きな影響を与えることがあります。パラメトリック洪水保険は、観測された河川水位(河川水位計データ)に基づいて保険金が支払われるため、重要な局面で迅速に資金を確保できます。
なぜ洪水にパラメトリックなのか?
事業継続のために即時の資金が必要な場面では、従来型保険は支払いに時間がかかる/補償範囲が限定的と感じられることがあります。パラメトリック洪水保険は、大規模な洪水発生時に迅速に対応できるよう、次のようなニーズを支援します。
- 資産・オペレーションのレジリエンス強化
- 事業中断(BI)および物的損害を伴わない非損害事業中断(NDBI)
- 追加費用や事業継続のための対応措置
- 大規模洪水後の流動性(資金)計画
このソリューションの特長
本ソリューションは Descartes Underwriting が提供する、透明性の高いデータに基づいたトリガーを用いた洪水補償です。
- トリガー:事前に選定した河川水位計(観測所)で計測される河川水位
- データソース:国土交通省(MLIT)が公表する河川水位データ
- キャパシティ:1契約あたり最大 8,000万米ドル
- 補償対象:単一拠点または複数拠点
- 保険期間:通常は1年(ご要望に応じて短期契約も可能)
仕組み
- 対象拠点を選定し、最寄りの基準河川水位計(参照点)を選びます
- 支払カーブ(水位 → 支払率)を事前に合意します
- 洪水発生時、日最大水位が独立した認証プロセスで確認されます
- 合意済みスケジュールに基づき自動的に支払率が決定され、損害査定は不要です
支払設計例
支払額は、水位指数(日最大水位)に基づき、保険金額(限度額)に対する割合として設計できます。例:
3.00m未満:0%
4.00m:25%
5.00m:50%
6.00m:75%
7.00m以上:100%
指数点の間は、水位に応じて支払率が比例的に増加します。
例:水位が 5.0m に達し、限度額が 10億円の場合、支払は 50%=5億円となります。
想定する対象
本ソリューションは、以下のような企業・組織に適しています。
- 国交省(MLIT)の観測網がある河川付近で事業を運営している。
- 単一または複数拠点で、洪水エクスポージャーが大きい。
- 操業中断、供給途絶、対応コストに備えて迅速な流動性資金が必要。
- リスクファイナンスとして、事前に合意した明確な支払条件が必要。
対象となりやすい業種例:小売、製造、ホスピタリティ、インフラ等(ほか多数)
商品資料でわかること
- 河川水位連動型パラメトリック洪水補償の解説
- トリガーの仕組み、支払カーブ、請求(クレーム)フロー
- キャパシティおよび設計オプション(単一/複数拠点)
- 見積取得に必要な主要情報
- 支払閾値の設定に関する実務的なポイント
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よくある質問
従来型の水災保険の代替になりますか?
目的に応じて、パラメトリック単独での設計も、既存プログラムを補完する形での設計も可能です
支払いに物的損害の証明は必要ですか?
いいえ。支払いは、観測された河川水位データと、事前に合意した支払割合に基づきます。
どのくらい早く支払われますか?
損害査定が不要なため、イベントデータが確認され次第、比較的早期に支払いが可能です。
日本での規制上の留意点はありますか?
設計によっては、保険業法に基づく海外直接付保として手配される場合があります(詳細は商品資料をご覧ください)。